ディテール編


【背広上衣】
男性の上衣が今日のように背広の型になったのは、1870年頃。ビジネス・ウエアとして
広く一般の人にも着られるようになったのは、19世紀末から20世紀初め頃にかけてだと
言われています。という事は100年近い歴史があるという訳です。日本人が背広を
着始めたのは明治初期ですが、この時点では特定の階級の人だけでした。一般の人が
着だしたのは大正時代からだといわれています。背広の語源は背広発祥の地ロンドンの
サヴィルローがなまってなったと言われています。又それ以前の衣服よりも背巾が広い
事からそうなったと言う説もあります。じっくり観察してみると背広は次の パーツから
成り立っています。背、細腹、前身、見返し、山袖、下袖の大きな6つのパーツとそれに
付随する衿、各ポケット類などにデザイン的要素を加え形になっていきます。たとえば
衿・ラペル一つの部分にしても 大きく分けて次のような種類が有ります。
ノッチ・ラペル、セミノッチ・ラペル、ピーク・ラペルなどが有り 肩のデザインも、
最もポピュラーなナチュラル・ショルダーをはじめスクェアー・ショルダー、
コンケーブ・ショルダー等々、有りそれに 各ポケットやバックデザインのセンターベント
、サイドベンツ、ノーベンツなどのディテール・デザインの組み合わせによって上衣の
形が作られています。これにシルエットやテイスト、スタイリングが加わると
「○○○○○○スタイル」となる訳です。「○○○○○○」内は例を挙げると
ブリティシュスタイル、ヨーロピアンスタイル、トラディショナルスタイルと大きく
分けて3種類に大別されます。最近はブリティシュ、クラシコイタリアンなどが
よく耳にするスタイルです。
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